*子宮外妊娠ってなに?*

 

子宮外妊娠の正しい名称は「異所性妊娠」です。どういう病気かというと、受精卵が本来着床するべきはずの子宮内膜ではなく、卵管や卵巣といった別のところに着床をしてしまう事です。
子宮の外で着床が行われる場所で多いのが、卵管と呼ばれる部分で約9割以上を占めるといわれています。
残りが卵巣に着床する卵巣妊娠や、子宮頸管妊娠、腹腔妊娠、子宮角部妊娠になります。

子宮内膜に着床ができた時のみ受精卵は成長する事ができます。
普通の妊娠とは違うので、子宮の外で赤ちゃんが育つことは不可能です。
子宮とは違う場所に着床すると、正常に成長する事ができないので流産する事がほとんどです。流産をした場合、軽症で済む事もあれば卵管破裂など母子ともに死亡してしまう事もあるので子宮外妊娠が発覚した時は中絶手術を行います。
子宮外妊娠は5~6週目を過ぎたあたりで下記のような症状が現れ始めます。
・下腹部の痛み
痛みの強さや感じ方には個人差があり、突き刺すような強い痛みがあったという方もいれば生理痛のような痛みがあった方もいます。

・不正出血
通常の妊娠をした時でも不正出血を起こしますが、子宮外妊娠をした時の不正出血は量が多い事が特徴的です。

子宮外妊娠は子宮に着床していなくても、通常の妊娠と同様に、脳がこの体は妊娠をしている状態だと思ってホルモンを分泌させるので、検査薬を使って調べると陽性反応が出ます。


『日本は中絶手術が多い?』

2003年度の日本で行われた人工中絶手術の数は約19万件、月に約1万5000件、
1日あたり500件、10代では1日で約50件の中絶手術が行われているということになります。年間の出生数が約100万人なので、女性の2割が中絶手術をしているということです。
ですがこれは全ての数ではなく、実際はもっと多いと言われています。

何故日本では中絶をする女性が多いのか?
それは性教育がしっかりと行われていないのと、ピルが日本では海外とは違ってよく思われていないのが原因と思われています。
アメリカでは10代が5割、20代前半が6割、20代後半で4割、フランスの女性の約7~8割、ドイツでは20歳未満の8割の方が確実な避妊法としてピルを使用しています。
コンドームも使用していますが、これは性感染症の予防目的で使用されているようです。日本でも海外のようにピルが当たり前になれば中絶手術の件数も減るはずです。